美容医療に関する最新ニュースをお届けするサイト「ヒフコNEWS」に、林寛子会長の記事が掲載されました。

ABOUT US
PRPF療法研究会とは
本会は、PRPF療法に関する臨床、および学術データの構築(臨床症例・エビデンスの蓄積)、並びに本会のプロトコルによる症例報告の共有と蓄積を継続的に行うことで会員相互の技術向上を図り、より安心安全な精度の高いPRPF療法の習得を目的とし、学会発表や論文投稿で国内外へ正しくPRPF療法を啓発し広めることを目的とします。




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症例紹介



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活動情報

ジョイアクリニック京都
会長 林 寛子
Hayashi Tomoko
国立滋賀医科大学医学部卒業
滋賀医科大学附属病院放射線科、大阪市立大学医学部附属病院形成外科を経て、1997年より約8年間、冨士森形成外科医院に常勤医として勤務。
2003年「眉下皺取り術の効果」が日本美容外科学会誌に掲載され、これが眉毛下皮膚切除術の初の論文となる。
2005年3月 烏丸姉小路 クリニックを開業
2020年4月 Jóia Clinic Kyotoに名称変更。
日本形成外科学会認定専門医 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)美容外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)理事、再生医療等検討委員会 委員長
国際美容外科学会会員(ISAPS)active member
International Master Course on Aging Science(IMCAS) faculty member
CONTACT
メディア関係の方のお問い合わせ
b-FGF添加PRP療法に関する報道に対して
まず初めに当研究会が推奨する『PRPF療法』と『b-FGF添加PRP療法』とは必ずしも同一ではないことをご承知ください。
先頃、b-FGF添加PRP療法(以下、本治療と称します)に関する報道がなされましたが、その記事は表題を含めて同治療があたかも日本美容外科学会(JSAPS)が禁止している危険な治療法であるかの如き印象を与えるものとなっており、当研究会としては当該記事は公平性を欠くものと言わざるを得ません。
よって、ここで改めて当研究会の見解を明確にいたします。
美容医療診療指針(令和3年度改訂版)に於いて本治療に関する現時点での評価はそれぞれ ①有効性:あり ②安全性:安全性を保証できない ③承認状況:未承認 と記されていますが、そもそも医療に於いては安全性を保証できる治療の方が少ないと言っても過言ではなく、また治療に際して使用する医療機器や医薬品などが承認済みのものでなければならない保険診療に対して自由診療である美容医療に於いては必ずしもその必要がないため、本治療に限らずその他の治療に於いても未承認のものが数多く存在するのが現状です。
したがって上記②および③を以て本治療を「学会より警告を受けた治療」と位置付けることは妥当ではないと考えます。
また、同診療指針では『bFGF添加PRP療法は現時点においては安易には勧めることのできない治療であり、実施するにあたっては厳重な注意を要する。』と結論付けられています。
このことこそがまさに当研究会が発足した意義であります。
すなわち、『正しい行い方』の確立と普及が極めて重要であると考え、より安全なプロトコルの確立を目指してきたわけです。
当研究会のプロトコルを遵守する所属医療機関に於いては現在までに懸念される合併症を来した症例の報告はありません。
本治療は優れた効果を有する治療ですが、反面しこりの形成や再生過剰などの合併症をきたす可能性があることも事実です。であるからこそ、リスクを可能な限り軽減するためには、適応となる症例を正しく選択し、且つ適切な方法で行うことが必要不可欠だと考えます。
今後も正しいPRPF療法の啓発に努めてまいります。患者様におかれましても同治療は当研究会所属の医療機関で受けられることをお勧めいたします。
令和5年2月末日
PRPF療法研究会

